地元の最寄駅と、一駅離れたT駅の間にA高校があった。
T駅周辺は最寄り駅よりにぎわっているため、よくT駅に徒歩や自転車で買い物にいっていた。
そしてA高校のそばを通っていた。
ただA高校の周囲は森に囲まれていて、鬱蒼とした雰囲気だった。
駅の間のちょうど何もない場所で、周りに店もないどころか民家もまばら。
妙なところに学校があるものだ、土地の取得が楽だったのかなと思っていた。
クラスの子数人の進学先でもあったので『こんなところにある高校に通ってたんだなあ』と思ったりもした。
ふと昨日Google Mapを眺めていると、2駅の間の場所にA高校がなくなっていた。
その代わりに、別の場所、とある神社に近い住宅街のそばにその学校はあった。
移転したんだろうと思った。
ところが調べてみたところ、最近移転したという情報は見つからない。
数人に聞いてみても移転したという話は知らないらしい。
google mapの航空写真で見たところ、学校があったと記憶していた場所の森は狭く、学校は見当たらず、学校があった感じでもなかった。
なら記憶違いかと思ったが、現在A高校がある場所は、通ったこともない道で、自分の行動から考えると道を間違えたとしても通ることはない。
つまり自分はA高校を見たことがないはずなんだが…。
地元に高校はほとんどなく、A高校と似た名前の高校があるわけもない。
結局、やはりA高校が移転したか、森に囲まれたあの場所に仮校舎か分校があったんだろうと思っている。
跡地は地元の建設業者あたりが有効利用していて見た目ではわかりにくくなっているというのが一番ありえそうかな。