満足度☆5(最高5)
fonioという穀物を知れたのが良かった。
字面だとフォニオっぽいが、フォニョと発音してる。
ポニョっぽい。
fonioとは何なのか?
この動画のピエールさんによるとfonioは乾燥地帯でも育って、栄養価も高く、用途も広い。
焼いて麺にしてよしサラダにしてよし、米や麦の代用にもなるスーパー穀物らしいよ。
さらに風味も良いらしい。
まあピエールさんはfonio売る側なのでポジショントーク入ってるかもしれない。
fonioがなぜマイナーか?
そんな作りやすくてすごい穀物がなぜドマイナーなのかというと、加工が大変だかららしい。
動画では叩いてから殻を吹き飛ばして皮を剥くような雰囲気の説明。
そこで、世界基準の商業利用に耐える品質のfonio脱穀機をアフリカに用意したいとのこと。今はそんなものどこにもないから。
それでfonio農家がfonioを育てやすいようにして、fonioを売っていけるようにしたいらしい。
アフリカ民が植民地支配の影響で、自国の伝統的な物を見下すようになってしまったという話
『西洋のものが最高だという植民地根性』
『自分たちの生産物を卑下し、fonioのごときものは田舎者の食べ物であり下等なものだという考え』
どこにでもある話なんだね。
具体例としてアフリカ米(oryza glaberrima)の話が出てくる。
セネガルで起きたこと。
伝統的なアフリカ米が、植民地のフランス人が導入したインドシナ半島のbroken rice(割れた米)にとってかわられてしまった。
主食のチェブジェンが割れた米で作られるようになってしまった。
アフリカ米の方が栄養もあるのに。
そのアフリカ米は遠いアメリカで大人気になり、特にキャロライナ州では”キャロライナの黄金”とまで呼ばれた。
という皮肉でちょっと笑えるお話。
このアフリカ米の話が知れて、動画見てよかったなと思えた。
自分にとってはメインのfonioの話より面白い。
思うこと:他の穀物の代わりになるとアピールするなら、他の穀物との勝負になる
fonio、個人的には米や麦と同じ値段だったら買う。
健康食品や意識高いフード扱いだったら一生食べることはなさそう。
米、麦でいいじゃんってなるよ。