即サレ祭りとはなんだったのか


エンジェリックサーガサービス開始から二週間ほどで祭りの火蓋は切られました。

当時の大会ではどんな形でも勝てばガチャポイントと大会ポイントが入ります。
初手サレンダー(降参)してもペナルティーなし。

つまり相手がサレンダーしてくれたら効率よくポイントが稼げることに目をつけた、
『お互いに降参しあってポイント稼ごうぜ』という取り組みです。

bbspinkのエンジェリックサーガスレから火がつき、スレ住民ではなさそうなプレイヤーにも広がっていきました。


o 時系列
o 即サレの背景

 時系列

2014年8月5日(火)
 エンジェリックサーガサービス開始

2014年8月23日(土)
 夕方、即サレの呼びかけに応えて即サレが始まる
 即サレしない高レートを牛歩で足止めする人が出てきた。

2014年8月24日(日)
 運営の対応なし。休日で全員休んでる疑惑。
 牛歩以外にも、マクロの話をする人が出たり、即サレしない人のリストを作ろうとする人がいたりと危険な領域へ。

 ただ、即サレ自体に反対する声は意外と小さかった。
 (牛歩遅延や晒しに反対する声は目立った)

 いかに早くサレンダーするかを競う謎のゲームに。

 夕方:Tabキー利用即サレ法が出回る。 
 TabとEnterキー操作でギブアップを選択できるので、コイントスエフェクトが終わる前にサレンダーできた。
 即サレのスピードがますます加速した。

2014年8月25日(月)
 10時を過ぎても対応なし。
 16時ごろ、1000ダメージを与えないとガチャポイントはもらえないというシステム変更で即サレ祭り終了。

 1000ダメ入らずにサレンダーで終わる試合が多いためガチャPが全く稼げなくなった。
 プレイヤーも不満だらけ。

即サレプチ祭り
・2014年8月28日(木)
 アップデート後のレート制新大会。
 ランキングに100大会Pがずらりと並んだ。(当時の大会は報酬が100大会Pまでしかなかった)

 100大会P稼いだら即サレを続ける意味がないためさっさと撤収する人が多く、前回大会のような盛り上がりはなかった。
 20大会Pのミュリエルを取った時点で撤退する人も多かったようだ。

 その後もサレンダー対策がされたため、レート下げのためのサレンダーはあったが即サレで盛り上がることはなくなった。

 即サレの背景

自分が考える即サレブームの背景。

レベル格差の拡大
 開始二週間程度で育成差が開きすぎ、勝てない人は全く勝てなくなった。
 カードの特殊効果が貧弱で、工夫すれば勝てるゲームではなかったのが遠因か。
 
 エンジェリックサーガはプレイングが雑でも育成済みの強カードを並べて殴るだけで勝てる。
 逆に言うとプレイングを頑張っても勝てない。
 育成差があるとカード出し忘れても勝てるもんな…。

育成に手間がかかりすぎ。
 当時の闘技場はポイントアップキャンペーンが終わり、勝ってもガチャP200しかもらえなかった。
 大成功キャンペーンもなかったし、育成しやすいExカードもなかったし、配られるガチャPや経験値カードの量も渋かった。
 さらにデッキ制なので育成する枚数が多い。

 かなり緩和された今(2015/02/25)でも育成には相当手間がかかる。

当時はレーティング制がなかった
 よって格差マッチが頻発。
 今現在も格差マッチは多いが、レート制がなかった頃よりはましかな。

もうどうにでもな〜れという奴ですね。


 おわりに


開始直後に『即サレで稼げるんじゃね?』という書き込みもありましたが、スルーされていましたね。
楽しんでいる人が多いうちは即サレ祭りも盛り上がらなかったのかなと思います。

差がつきすぎで対人の理不尽さがどんどん増していたのに、対人中心で新カードも報酬も対人で勝たなければ取れないという仕組みに無理があったのだと思います。

記事作成:2015/02/26